子供の事。
悪しからず、結論は出ません。
子供を育てている自分が感じた話。
端的に言えば我が子が人を殺した話。
重い話。
むしろ突っ込んだ話です。重い話を求めてない方はここらでタブを閉じましょう。
「ムシャクシャしたからやった。誰でもよかった。」
っていう通り魔をさ。殺人鬼をさ。
「キチガイのクズやな。」って他人事と割り切って考えるのも否定はしーひんけど。
誰かから生まれて誰かが育てたんやなぁ。ってふと思っちゃった田中です。たなーか。
【他人の所為】にする癖。
それに尽きるんちゃうかと。
殺人を起こした人達の人生の背景をちゃんと見つめて、犯罪心理学として統計をとる人達がいる事を知りました。
相関関係はあるものの大きく分けて6つ
(1)長期間にわたる欲求不満
(2)他責的傾向
(3)破滅的な喪失
(4)外部のきっかけ
(5)社会的、心理的な孤立
(6)大量破壊のための武器の入手
犯罪学者レヴィンとフォックスの分析によればわりとこの要素が当てはまるんだと。胸糞悪い統計やけどね。事実なんでしょう。きっと。
各家庭での生活スタンスに口を出すつもりは毛頭ないけど我が子とのコミュニケーション、取ってますか?
僕はいつもこういったニュースを見る度に
「バスを待ってる小学生を殺したらあかんよ。」
「包丁で人をメッタ刺しにしたらあかんよ。」
「人を蹴り殺したらあかんよ。」
って話をします。当たり前やけどね。
みんなそれぞれの【当たり前】で育ってきたんやと思うんです。
子供が親の金を盗むと親は怒ります。
「人のモノを盗んじゃダメ。」
親が子供の金を盗む家庭で育つとどうなるのか。
夫が嫁を殴る家庭で育つとどうなるのか。
ここらへんはとても線引きしやすい。
次に元事務次官が長男を刺し殺した話。
川崎殺傷の事件を受けて起こした殺人。
そして川崎の殺傷事件。
新幹線で斧を振り回した殺傷事件。
秋葉原の殺傷事件。
池田の殺傷事件。
神戸の酒鬼薔薇。
昔で言えば津山三十人殺しとかさ。
あー、キリがない。
親が良かれと思って勉強や習い事をさせるのでしょう。
どの親も【他人の所為にする人間】になんて育てたくない。
どの親も他人に迷惑をかける、傷付ける事なんて良しとしない。
誰も殺人なんて認めていない。
けど我が子が【可能性】を秘めてる事。覚悟せなあかんなぁ。って。
自分のやりたい事、理想を子供のやりたい事にすり替えている親。(子供には楽しく過ごして欲しい。苦労させたくないもんね。)
親はそばに居るつもりでも子供は孤独感に苛まれている家庭。(しょうがないよね、仕事も忙しいしさ。)
他人の所為になんてしている自覚は無いまま他人の所為にしている親。(どうしようもないよね、自覚無いねんもん。)
そんな子供が我が子であるかもしれない事。
今、つらつらと書いたのんで全部。
【他人の所為】にできるやん。
我が子がイジメる可能性。
我が子がイジメられる可能性。
我が子が人を殺す可能性。
我が子が自殺する可能性。
「まさかウチの子が。」
ってホンマに【まさか】なんかな?
「アクセルとブレーキを踏み間違えた。」「よく覚えていない。」っていう高齢者をさ。
マスメディアの取扱い件数と報道の仕方を見てると視聴者を誘導したい方向も感じ取る事はできるよ。よくわかる。
育児放棄、虐待、衰弱死、児童相談所が救わないといけないのか。
仕事やでー、役所もね。ちなみに先生もね。
ダレてる人間なんてどこの仕事場にもおるよ。
児童相談所の労働環境は人手不足。
忙しくて手が回らない環境なんて仕事してりゃ何度も何度も経験するよ。
ちゃんと仕事せなあかん。確かにそうや。
育児放棄したらあかん。そらそうや。
虐待したらあかん。もちろんや。
人殺したらあかん。当たり前や。
他人の所為にしたらあかん。実に正論。
けどこれ、線引き難しいでー。
解釈の違いで人様を信じれんくなるかもしらんし。
チン毛ボーボーなってお腹出てきたアラウンドフォーティーたなーかでも難しいでー。
しかも、【他人の所為にしたらあかん】。
これ、我が子に伝えないとあかんねんで。
覚悟いるなぁ。育児ってさ。