the Elephant “pawoon”
スナップシャックル(= Snap shackle)。
ヨットのロープ類等をまとめる金具。
閉口時は押し込むだけでピストン可動し引っ掛かり外れにくい。
開くにはピストンを後ろへスライドさせるだけ。
リングに紐を付けて揺れるヨットの船上でもクイックリリース出来る機構を持つ。
フルオリジナルのスナップシャックルをまさか作る時がくるとは。
叱咤激励してくれた人達には感謝しないと。
こういった機構を持つアイテムってまた違うというかなんというか。
デザインに制約がかかってくるから別アングルの視点とかマインドが湧いてくる。
今回でいえば上部の可動箇所やピストンの部分。そして下部のスイベルパーツ。
あーすれば、ここが無理。
こーすればあそこが分厚くなる。
そーすれば全体が長くなる。って具合。
強度を出すなら分厚くすればいいし。
機構を組むなら大きくすればいいねんけど、任意の強度は保ちつつ納得するデザインへ落とし込んでいくには【削ぎ】のマインドが要る。
組み込みたい機構部分とアクセサリーデザインの部分。
まぁ作るアクセサリー自体が装飾なんやから好きなよーにすりゃええねんけど。
必要な機構自体がデザインとして成立するんはインダストリアルデザインとかメカニカルデザイン的なマインドであってアクセサリーデザインとはまた違う。
アクセサリーの場合、インダストリアルデザインやメカニカルデザイン的な必然に迫られる【削ぎ】ではないからタチが悪い。いや、良いのか。
なんせ何してもええねんから。
結果、出来上がったモノが僕の答えになる。
うん、良いのん出来たと思います。
上記のように色々と考えた事もまた今後に役立つんやろし。
【ELEPHANT 】って名前、ええやろ。象さんやで。
着想から3年、制作2年くらい?(1st はフック型)か。
相変わらず遅いなぁ。人生暮れてまうわ。
ここから幾つか派生させていくアイテムも構想は練ってます。
それはまた時間をかけて作ろう。
最近はリュックサック?ザック?バックパック?をデザインしてます。
だって見つからんねんもん。欲しいやつ。
どっかにないかなー。