今回の展示。
【何ニ注イデ、何を育ムノカ。】
嬉しかったのは前回の僕たちを覚えていてくれた人がいたこと。
音楽を真ん中に置いたコンセプトに共感してくれる新しい方々がいたこと。
コンセプトアイテムは音楽記号を施したドクロの植木鉢でした。
アイテム詳細は【the Pot】のページにアップしてますが。
そこでなにより嬉しかったのは「このドクロなら欲しい。」と何人かに言ってもらえたことです。
相変わらずです。やっぱりその言葉は嬉しい。
そう言ってもらえた中のお一人はドクロが嫌いやったそうです。やのに「このドクロは好き。」との事。
嬉しかったー。
怖いと思うんです。ドクロって。スカルって。
アクセサリーにするにしてもなんであんなにたくさん扱うのかわからんくらい、アクが強い。
81’sとしては人種や性別に関係なく”人間の中身はみな同じ”やろ。と。
ホンマにそう思ってるんです。それでドクロなんです。音楽なんです。
国境もなく、人種の壁もない。言語の壁もなく。(英語しゃべりたい。)
いい音楽って世界に拡がるから。
そこらへんのお話をさせて貰うことはたまーにあるんですけど、話をする前に意図が伝わったみたいで嬉しい瞬間でした。
だいたいの世界ではドクロて怖いモチーフやと思われててもいいです。
けど、”the Pot”のドクロを見かけることでたったの一人でも意識が変わる、変わった瞬間を見れたんが凄く嬉しかった。
地球の中の世界の中の日本の中の大阪のホテルの中の一室の中に展示した「何か」を見かけて一人の意識が少し変わる事が新しいこと全ての始まりやと思ってます。
大真面目に。
ドクロの話をしたその人にも「何かを注げた」のかもしれません。
その後、何を育むのかはその人次第ですが、僕も僕なりにモノ作りに注いで様々な何かを育みたい。
フレンチでした。
Original photos by 神森豊