死者の日。
昨年某日、ひょんな縁から以前お世話になっていた元音楽スタジオ Tomorrow (現:清水邸)に訪れることになった。
オーナーの清水さんは気さくな人でどうやら何かしたいとの事。
個人的な動機でしか関心を示さない自分に何かできること…。
って事でドクロ展。どうっすかね?
あまりに軽率ではないか。と言うのは杞憂だったようで快諾。開催する運びとなったのが一年以上前の話。
アクセスが悪く、近隣に有料パーキングはない。僕はいわゆる著名なアーティストではない。
実際のところドクロやガイコツ。【死】について。なんてテーマは圧倒的にマイノリティだ。
ファッションに至っては自由とか言っておきながらドクロの指輪。ウォレットチェーンなどはマイノリティを通り越した次元で嫌われているのでないか。とさえ思えるテーマ。
んー。
最高だ。
何が最高って、無茶苦茶いい具合だと思ったから。
敷居の低い。
とくに集客は求めない。
けれど表現しても良い。(むしろして欲しい)
そんな第三者の提供する空間が在るなんで素晴らしい事だ。
展示会はもう終わっている。
得られたモノは多い。
別の繋がりから高校時代の同窓生も出展していた。びっくりしたけど。奇跡とは思わない。必然なんでしょう。きっと。
RBTの哲平さんも出展。
オーナーの清水さんもね。
気軽に出展してもらえたら幸い。そんな展示会だった。
81’sでは久しぶりの制作になりました。
死者の日。まぁ日本で言うところの盆。メキシコで言うところのDay of the dead 。
昔からドクロは好きなので何とでもどうとでも軽くも、重くも。浅くも深くもできそうな程に【死】やら【ガイコツ】のことを考えたり作ったりしてきたけど。やっぱり好きなので絵を描くことにしました。
ムクノムクロ(=無垢の骸)
誰かが誰かを偲ぶ無垢な想い。を無垢材にドクロを描くことで表現しました。
あぁ、この無垢材、歪むんだろうなぁ。
傾くかなぁ。とかはとりあえず無視。
the Firstとして。
特段、柄を入れるでもない、いつもの左向きのドクロを無垢材へ描きました。
ここから始めよう。初心に帰ろうとするとこの左向きのドクロです。
今後も良い縁を運んでくれそうな。そんな予感が少しした展示会でした。