▪︎ 楽器に使われる様々な木材
【楽器達はもう一度、あなたのそばで蘇る。】というコンセプトのもと、音楽資材を使った制作をしてる。していきたい。
出展している時に会話の7割を超える内容がタイトルにもある音楽資材やコンセプトの説明。
嫌なわけじゃない。むしろ興味を持ってくれてるんやから嬉しい、楽しい。
普段制作ばっかしてると会話自体が少なくなるから出展時は他人(世俗)との対話の大切さとかを再認識する。
このサイトへ素材別にしっかり書き残しておく。
手に取ってくれた方々、理解を示してくれる方々にもっと伝わればいいなと思います。
▪︎木材の切れ端は楽器制作時に必ず発生
ドラムスティックはもちろん、ギターやベースといった楽器を制作するにあたって必ず出る端材。
アクセサリーなどを作るには十分な面積があるけどまぁ結構な割合で廃棄、もしくは焼却(人によってはソロキャンプで焚き火にしてたりする)される。
そりゃピンキリなので安い合板を使われる事もあるけど木目(≒ 杢目)の綺麗な銘木がバンバン使われている楽器もある。
楽器制作の過程で出る材料なので全てがアクセサリーなどに向くワケじゃないけど素敵な木材があるしね。
因みに[木目→年輪]、[杢目→模様]って表記みたいです。
ある程度の厚みのある使い方は別としても、木材によって特性がある為、硬くても薄板で使える材と使えない材がある。きっと密度だけじゃなくて繊維の方向やら色々な要素が絡んどる。
【厚さ3mmのボタン】
硬けりゃいいってワケでもなさそうやけど総じてある程度の硬さはないとキズがついてしまってアクセサリー類に使うのは厳しそう。
【割ってもたローズウッドパーツ】
仕上げのニス類や塗料を乗せる事で表情を変化させつつ強度を向上させれるのは木材のとても素晴らしい特徴。
ただ、木材に関しては取扱う歴史や方法があり過ぎるので加工方法や塗装方法などは常に勉強の連続なんやろねぇ。
▪︎ 木材の種類
【マダガスカルローズウッド】
過去に81’sで使用した木材とその感想(稚拙)。木としての詳細はいくらでも調べがつくので割愛。あくまで感想。
・ハカランダ ( jacaranda )
→なんだかローズウッドの事らしいよ
・ローズウッド ( rosewood )
→色々なローズウッドの種類がある。ブラジリアンローズ、マダガスカルローズ、インディアンローズ。赤かったり黒っぽかったりする。切削すると少し甘い香りがした。硬め。
・スネークウッド ( snakewood )
→蛇柄みたいな杢目の木材。カッチコチ。ホンマに硬い。硬すぎ。軟鉄類ちゃうか。
・ウォルナット ( walnut )
→茶色。茶色だ。加工もしやすい。硬さはそこそこ。わりと家具とかでも見るよね。
・マホガニー ( mahogany )
→小さくアクセサリーとかにすると何とも。硬くはないしね。[木]って感じだ。(稚拙)
・メープル ( maple )
→色々なメープル材がある。キルテッドメイプル 、フレイムメイプル、バーズアイメイプル。
傾けると杢目がシャンっとキラッと光る不思議な材。小さくしちゃうとあんまりわからない。塗装で恐ろしく化ける。
・スプルース ( spruce )
→柔い。柔いよ。DIYで使うSPFで慣れ親しみ過ぎてイマイチ価値がわからん音楽資材。スッと縦に通る木目が確認できる木材。けどアコースティックギターでは王道の素材らしい。
・エボニー( ebony )
→黒檀ともいわれる。黒い。そして重い。硬い。密度が高いんかな?材によっては杢目みたいなのが確認できる縞黒檀なんてのもあります。真っ黒の[マグロ]といわれるエボニーもあります。
硬さはかなり硬いかと。色味は黒いので木っぽさは薄い。そこそこ大きな真っ黒のエボニーは水に沈むらしいよ。
・鉄刀木(タガヤサン)
→薄板を手に入れたけど指で弾くとカンカン音がする。めっちゃ硬い。
・コア
→ハワイアンコアはウクレレに使われたりする木材らしく綺麗な木目が出ておる。色味も綺麗。硬いかと言われたらちょっと硬いイメージ。