3番目。
ここまでの記事↓
第三弾。

定尺5.5m買いました。SKTM。φ31.8 t1.6ザックリ切りました。旋盤で端面仕上げました。
結果として両端旋盤で仕上げました。210mm(±0.2mm)。

金型の絵を描きました。緑のラインがサブフレーム(ワーク)です。
HDの垂れストラットモデル同様パイプを潰して穴開けする方向。
内径ぐらいの凸型で
外径ぐらいの凹型に押して潰しちまえ。って事です。
結局は狙ってる潰し角度どころか純正クオリティには届かずでした。内側のRはキッチリ出ました。垂れストラットのフィット具合に関しては結果的にかなり良い具合。
入れ子と凹型を作れば上手くいきますね。今回はあり物でやりました。図面に書き込んどきます。

凸型は作ったーよ。旋盤→フライス→溶接です。
フライスには刃の種類があって溝切りちょっとミスりました。けらけら。

何とかかんとかカチ込んで溶接。

アテ付けて潰し幅を調整。どちらからも寸法を追い込めるように両端を揃える必要がありました。旋盤で両端仕上げたのはその為です。
なんか画像で見るとアレやね。大掛かりなっとんな。

とはいえ8〜10tonでした。凄いよなぁブレーキプレス。
ちっと幅が膨らみました。使えるけど。惜しいね。結果的に垂れストラットとのクリアランスジャスト。現時点での及第点として次いきまーす。
ポンチ作って穴写して穴開けです。垂れストラットをガイドとして使う予定。
下はおまけ+余談(だいたいこのブログ自体が余談)↓



失敗したり、テストしたり。3枚。
vol.3と言えば未経験から金属加工業に就いて3年経ちました。僕もvol.3です。ver.3か。一区切りというタイミングなのかもしれません。[ 石の上にも三年 ]なんて言いますし。
この職業に就くまでもプライベートで割れたシンバルや楽器資材、銀や真鍮、ガラス・皮革・銘木などで実験的なモノ作り・展示してたのでこんなにテスト材料いるのか!?ってこともなく。特段の違和感なく過ごしています。
敢えて挙げるとすれば汎用・専用の守備範囲の違い。使い易さ使いにくさのバランスぐらいかな。
あとはくだらない【手作り】の定義とかね。
なぜくだらないのかと言えば世の中のモン全て手作りだからです。
世界の何かは世界の誰かが作ってます。たとえ100均の不織布バッグだろうが。100万のハイメゾンバッグだろうが。です。
100万でもくだらなく感じる瞬間があるだろうし。
100均でも思い入れが出来る瞬間がある。
ある種の答えだと思います。
顔の見えない数万人に向けて作るぐらいなら顔の見える1人に向けて作るのが81’sの基本スタンスです。
僕、田中耕平を主軸として取り組んでいるのでペースはバラバラ。そして会社でもない。
アクセサリー類のアイテムを制作するにあたってある程度の基礎理念みたいなのはありますが
儲からない。効率が悪い。のでなく。
儲けない。非効率にする。です。
やってみると案外難しいです。ライフワークとはいえ持ち出しも多いしね。
それでもやりたい事がやりたいようにできないのは嫌だから職業としたワケです。
【作りたいモノを作る】たったコレだけのことがこの先の人生を賭けても余裕で足りない沼。
イラスト・木工・皮革であれ金属であれ、繊維だろうが樹脂だろうがガラスだろうが。
それらのアウトプットや加工にPCが必要ならPCだってプリンターだって工具(ツール)と認識する。(ことにする。ホントは苦手意識が少しある。)
レンチやドライバー、針やハサミ、ペンや絵の具と何ら変わらない感覚で使えるように努力する。定規やコンパスがPCって工具箱の中に入ってるって思えばいい。
そうしてやってきたことの点が線を引いて面になって立体になっていつでも取り出し可能な経験値の引出し箱となる感じ。
何か言いたいかって。
あー。まとまらん。語彙力たらん。
だいたい【世界の何かは世界の誰かが作ってる】ってことです。



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