バックパックが好きだ。
バックパックが欲しい。
バイク移動だとかキャパシティとかその他諸々の理由はあるけど。
その他諸々の理由を含めてバックパックのスタイルが好きだ。
十数年、色んなバックパックを使ってきたんやけど、欲しいバックパックが具体化してきた。なんとか完成させるつもりで取り組む。
・補修可能→主に底面(革)の角とショルダーベルトの付け根部分(革と金属製リング)。
・ベルト固定仕様のロールトップ+付け替え可能なフラップトップ(ダブルベルトでポケット付き)→ジャケットなど何かと挟みこむ。
・サイドポケット→財布・制作したワックスサンプル等を入れたボックスを入れる。
・サイドジップアクセス→フラップトップの面倒くささをかなり解消してくれる。
・弓型ショルダーパッドとチェストストラップ→コレがないと荷物が多い移動時にかなりしんどい。
主に上記の5点。
んで、ここからが本題(モノヅクリを楽しむトコロ)。
取り組んでみたいこととして
①フラップトップのダブルベルトを独立させてショルダーパッドまで伸ばす。その上で荷室と背中を近づけて楽にするマジックストラップ+サムフック(親指を引っ掛けて歩行する)の役目を果たしてくれるかどうか。
②内側、外側へ付け替え可能なマルチレイアウトポケットシステムを考えてる。ステンレス製ワッシャーを挟み込んだ内径10mmハトメを2点打ち留めてA&F社のキーリリースで固定できるのかどうか。取付け規格さえ完成すれば様々な形状・生地のポケット類を付け外しできる。(財布・ドリンクホルダー・携帯電話・煙草・酒・ツール類・ステーショナリー類など、特化したポケットを制作する事ができる。)
③新しく考えたシェイプのピッケルホルダー(通称:ブタ鼻と呼ばれるパーツ)を各所にレイアウトする。縦・横に幅25mmまでのベルトを通せる、カラビナ類も付けれるメリットがあるものの、どうしてもシェイプが細くなる部分が出来てしまう。分厚い革(4mm厚)でも強度が持つのかどうか。ピッケルホルダーに関しては後付けなのでむしろ革が切れてしまったら付け替えればいいとも考えてる。
④荷物室の正面、フロントアクセスの生地部分をダブルスライダーファスナー#5を捻りながら2本使用して付け替え可能にする。裏側にファスナー式メッシュポケット等をつけたバージョンがあってもいい。生地違いもまた良し。シーンというより気分に合わせて付け替えれるメリット。
⑤取り外し可能なフラップトップ(ポケット付き)は二つ折にして簡易メッセンジャータイプのバッグに出来るようにハトメを打つ。メッセンジャーのベルトはフラップトップに使用している独立したダブルベルトを使用する。メッセンジャー仕様時の固定金具はA&F社のキーリリースを使う。
フラップトップ裏側には写真やポストカードを入れれるポケットを付ける。これでいつもお気に入りの写真を飾っておける。四隅の互い違いにドットボタンを打ってカバーを付けれる仕様。カバーにはファスナー#1か#2が付いていて小銭入れになる。ドットボタンを互い違いにしているのでショルダーベルトなどに巻き付けて留めれる仕様。
⑥底面の革部分は逆さに制作。ピッケルホルダーを2箇所にレイアウト。雨具やセカンドバッグ( I am a father bag )をベルトで固定するスペースを取る。逆さに制作する事+セカンドバッグや雨具を緩衝材にすることで荷室底面の角部分が擦り切れて破けてくる問題もここで解消する。
⑦荷室の中仕切りは取り外し可能で上部2点留め。板状の中仕切りで振らし仕様にする。(シーンによって中仕切りを付け替える。もしくは外す。PC仕様、ペインター仕様、カメラ仕様、釣り仕様、バイク乗り仕様、アウトドア仕様の中仕切りを制作)
こんなバックパック、最高だ。
・フラップの脱着
・メインアクセス生地の脱着
・ポケットの脱着
・中仕切りの脱着
・独立したベルト類
色んな人達と絡めるじゃないか。
交換できる箇所が壊れたら作り直せばいい。
あれもこれもしたくなる。
イラストレーターの手掛けるフラップトップやメインアクセス生地。
籠編みのポケットや木製ボックスのポケット。
完全に個人に特化した中仕切り。
ベースになるボディ部分さえ作れたら想像力を掻き立てるバックパックじゃないか。
会う人会う人にオープンソースで取り組もう。
全てが使用者の一人に向かって帰結するように。
バックパックが好きだ。
バックパックが欲しい。
2016年夏、カバンの街と言われる豊岡市へ。
3件ほど飛び込むが良い話はできなかった。なんかシンバルをレーザーで切り出してくれる製作所を探している思い出が蘇ってきた。
2016年冬、神戸市長田区の【神戸ザック】へ飛び込む。
星加さんと幾度か話した結果。とりあえず取り組んでもらえる事になった。
2017年1月に出来る限りのワガママを詰め込んだ30ページくらいのファイルを渡す。
2017年6月、「制作が難航している、なかなかイメージが湧かない。」と連絡。「僕の説明が分かりにくいのかもしれない。ダメなら制作を止めて下さい。」とメールでやり取り。
引き続き取り組んでくれるとの事。
ロールトップ型の本体部分だけでもいい。今後の叩き台となるベースが出来上がればいいな。
忙しい合間で取り組んでくれている。こんな素人に向き合ってくれる星加さん、とても優しい。
2017年8月、星加さんから「申し訳ない、僕の頭が悪いのでイメージ出来ず作れない。」との連絡。
こちらが申し訳ない。神戸ザックでの制作依頼はここで断念。
2017年11月、ミシンなどを調べたが色々検討した結果、ハンドステッチにて制作開始。
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